ヨーロッパ南下旅行4日目~極寒のブリュッセル~
<3月24日>
8時半にロッテルダムの宿を出て、タリスでブリュッセルへ向かう。1等車の方が値段が安かったので、ワクワクしながら列車を待つ。
やってきました!ワインレッドのボディのタリスです。まぁTGVなわけですが、直通する各国で運転できる仕様になっているのが特徴です。
タリスの1等車では軽食サービスがあります。ホテルで朝ごはんを食べたにもかかわらず、車内でも食べちゃいました。味は魚系が塩味やや濃いめでしたが、まぁまぁといったところ。噂によると晩飯は不味いらしいので、今度トライしてみたいw車掌さんがドイツ語・オランダ語・フランス語・英語ペラペラだったのはさすがです。
1等車なので座席の配置は2-1で、しっかりとした座席です。1等車ではwifiが無料で使えますが、速度はあまり期待しない方がよいかと思います。1時間ちょっとでベルギーのブリュッセルに到着しました。
ブリュッセル中央駅はホームが上でコンコースが下の構造。ちょっと古めの電光掲示がいい感じです。
ブリュッセルも雪が残ってて、ここも相当に寒かった(マイナス4度)。一度解けた雪が固まって所々アイスバーンになっており、何回もこけそうになりつつも、世界三大ガッカリの最後、小便小僧を見るために市内へ繰り出す。途中、世界で一番美しい広場とされるグラン・プラスに立ち寄ってみました。
かなり寒いのにもかかわらず、観光客が結構いました。グラン・プラスは夜のライトアップが相当キレイだと聞きましたので、今度は夜に来てみたいです。
グラン・プラスから歩いて5分ほど、人だかりが出来ている場所があります。そこにまさしく、小便小僧のジュリアン君がいます。像自体は結構小さかったです。とにかく人気のようで、人だかりが無くならず。これにて世界三大がっかりを達成いたしました!!!
小便小僧の近くにはお土産屋さんやワッフル屋さんが沢山あり、どれも美味しそうです。チョコレートは試食用とそうでない物があるので間違えないようにしましょうw
1ユーロワッフルは飛ぶように売れていました。
小便小僧と対になる像があります。それこそ「小便少女」で地球の歩き方には載ってませんがこれも有名なんです。グラン・プラスから歩いて10分もかからない場所でひっそりとたたずんでいます。でも、この写真じゃ門扉が邪魔で見えませんね。
というわけでズームインすると何ともリアルな姿が。地元ではリアルすぎるので面白くないとの評判だそうです。
散策しているとおしゃれなショッピングモールが現れました。
モールを抜けてちょっとすればサン・ミシェル大聖堂。ちょうど日曜だったのでミサをやっておりました。
宗教の作りだす力ってすごいなぁと、こういう教会の中に入ると毎回思うのであります。
パリだけではなく、ブリュッセルにも凱旋門があるということで、地下鉄を乗り継いでやってきました。サンカントネール公園の中にあります。凱旋門の左は王立軍事歴史博物館、右はオートワールド(クラシックカーの博物館)です。時間があれば入場したかった。
ブリュッセルと言えばEU本部ですね。日曜だったので地下鉄シューマン駅近くの委員会本部の見学はできず、欧州議会の外側だけを見てきました。下の写真はブリュッセル・ルクセンブルク駅の上にあるEUの歴史を写真で見られる広場。
欧州議会をEU加盟国それぞれの言葉で訳すとこうなるらしい。
市内中心部のスーパーでお土産をいくつか購入したのち、再びタリスに乗車し、一路パリへ。今回は2等車だったので、1等車と比べるとだいぶ狭く、窮屈でした。飛行機のエコノミークラス並みのシートピッチだったので結構しんどい印象です。ブリュッセルからパリまで1時間23分でした。
到着したのはパリ北駅。ユーロスターやタリスが発着する駅で、パリの中でも最も有名な駅だと勝手に思ってます。夜になるとうす暗くなり、雰囲気があるんですが、ちょっと治安の悪さも漂ってくる感じが何とも言えません。そしてやっと氷点下の世界から脱出でき、一安心(笑)
一部鉄道ファンが大好きな通称「パタパタ」=反転フラップ式案内表示板ですね。行き先を見てるとどこかに出かけたくなるのは気のせいではないと思います。
宿泊するホテル周辺にお店がないと晩御飯にありつけなくなる危険性があるので、駅のカフェで本日のおススメをいただく。ステーキにポテトにサラダ。水を付けて18ユーロ位。結構高いけどしょうがない。味は普通。
デザートで出てきたタルト。パリで食べるとそれっぽく見えるのが不思議です。
今回のホテルはオステルリッツ駅にやや近く(5区と13区の間くらい)、治安もわりと良さそうな場所。前回来た時は18区の北の方に泊まったのですが、黒人さんばっかりでビビって落ち着けなかったです。パリのホテルは慎重に選ぶのがよさそうです。ホテルやホステルの評価は後ほどします。
4日目終わり。