ホーチミン滞在記その1~出国、そして混沌へ~
<8月9日>
取る予定の無かったお盆休みが急遽出現し、どこに行こうか迷ってスカイスキャナーあたりで航空券を調べていると、チャイナエアラインのビジネスクラスが破格の安さであることが判明!もともと安いとは聞いていたものの、お盆の時期でもかなり安かったので、台北経由のホーチミン行きが決定。往復ビジネスクラスの航空券で96000円でした!
さて、まずは経由地の台北桃園へ向かいます。
乗る便は成田(NRT)9:40→台北桃園(TPE)12:10 CI107 A330-300
本格的なお盆休み前日なので、混雑を覚悟していましたが、朝早かった為わりとすんなり出国できました。あとで親から聞いた話だと、昼のワイドショーに自分の足だけ映っていたらしい(笑)
今回はなんとビジネスクラスの旅なので、ラウンジが使えます。成田で利用できるのはチャイナエアラインのダイナスティラウンジです。制限エリアに入って割とすぐにありました。
中は落ち着いた雰囲気で、お酒が沢山置いてありました。食べ物は少なめですが。
朝から生ビールを飲み、朝ごはん代わりの軽食をいただいてのんびりした後、定刻通り台北に向け出発しました。ビジネスクラスの座席は後ほど掲載しますが、機材は古いものの、ピッチがエコノミーに比べて断然広いので、爆睡出来ました。
台北桃園に到着後、今度は桃園のラウンジへ行ってみました。本家だけあって設備が充実していると聞いていましたが、その通りでした。成田にはなかったシャワー室も完備され、飲茶も食べ放題!
更に麺コーナーもあり、タッチパネルで好きな麺を注文するとすぐ作ってくれます。今回は牛肉麺をいただきましたが、かなり美味でした。
そうこうしているうちに時間になったのでホーチミン行きに乗換えます。
乗った便は台北(TPE)14:20→ホーチミン(SGN)16:45 A340-300
機材は古めなものの、今回の全フライトの中で最もシートピッチが広く(152センチ)、かなり深く倒れるシートのおかげで快適に爆睡しながらホーチミンへほぼ定刻着。
入国は特に問題なしでした、が、ホーチミンの入国審査では帰りの飛行機の搭乗券やEチケットの提示が必要らしく(機内で読んでいた地球の歩き方で知った)、これミスってしまうと結構面倒なことになる模様です。自分は予約確認書の提示でOKでした。
そしてターンテーブルで荷物を待っていると、どこかで見たことのある人が空港にいまして・・・実は大学のゼミの同期だったんです!こんなところで卒業以来の再会を果たすとは想定していませんでした。実は台北から「似たようなやつがいるなぁ・・・」とは思っていたのですが、ホントに本人だとは思わず、気付いた時はもうびっくりでした。聞くところ、往復のフライトも日程も同じ、予約した宿も目と鼻の先という、まさに奇跡でした。せっかくなので2人で市内へ出ることに。
ビジネスクラスの割に荷物が出てくるのが遅かったものの、無事ピックアップして入国。ATMでベトナムドン3,000,000ドン(1000円≒5ドンなので15000円くらい)を下ろし、タクシーで市内へ。2人なので多少高くても何とかなると思っていましたが、ややボラれたと思います(超ドケチ旅行ではないので諦めました)。
ホテルがあるのは観光客がわんさかいるファングラ―オ通り周辺。だいぶ観光地化されていましたが、隣の通りでアジアン風味全開の屋台があったので、二人で晩御飯を食べることに。おばちゃんが麺類を作ってくれました。
適当に注文させられた貝も一緒にいただきました!さっぱりの麺と、味付けが絶妙な貝のどちらもおいしかったです。
その後はコンビニ買った瓶ビールを飲み、市内周辺を散策し、おなかが減ったところでまたビールとフォーをいただきました。いつの間にかマーケットが出来上がっているのもアジアらしいところ。
雨が降っていたせいで、軒下ギリギリまでいっぱいな欧米人・・・晴れていれば車道まで出てきますね絶対。
フォーとサイゴンビール。ビールは安くて50円くらいです!!!フォーも優しい味でたまりません。終始同期と話しまくりながらこの日は行動終了。明日も晩御飯を一緒に食べる約束だけして、ホテルでおやすみ。
<8月10日>
この日は市内を歩くことに。朝はゆっくり目に起きてホテルの朝食を食べ、いざ出発。久しぶりに交通ルール無視の国に来たので道路の横断にやや戸惑う(笑)そしてバイクの多さ。半端じゃありません。写真ではかなり少なめですが・・・
まずは歩いて10分ちょっとの場所にある、市内中央のベンダイン市場へ。朝7時から開いている市場は活気がすごい。ただし値段はちょっと強気。ここでしか買えないものはなさそうなので、見物するくらいがいいんじゃないでしょうか。
市場を一通り見た後、やや北側へ進み、中央郵便局と大教会へ。どちらも歴史的な建造物で、郵便局は昔のコーチシナや電信網などが書かれていて面白かった。あと、椅子があるので休憩にも使えます。ちなみに郵便局前でウエディングドレスを着た人がおりましたが、結婚式をしているわけではなさそうでした。下の写真は中央郵便局。
郵便局内部
大教会は郵便局の向かいにあります
日本人街含めてこの辺りを散策しているうちにおなかがすいたので、近くのショッピングモールでお昼ご飯。ベトナム風お好み焼きのバイン・セオなるものをいただきました。葉っぱに包んで食べます。タレで味を調節してから食べるとなかなかの美味しさでした。お値段55000ドン(275円)
昼食後は統一会堂(南ベトナム政権時代の大統領官邸)の見学へ。英語の無料ツアーがあるのでそれに参加しました。入場料30000ドン(150円)。
ガイドブック片手に話すのがガイドさん。民族衣装のアオザイを着ています。
続いて戦争証跡博物館。入館料15000ドン(75円)ですが、内容は超ボリューミーです。日本では見られない貴重な資料や写真の数々が展示されています。内容的に写真に撮れないものが結構ありましたが、良い勉強になりました。
こんな資料もありました。
博物館を見た後はホテルまで回り道して歩きました。やはりメインロードから1本外れるだけで混沌とした東南アジアの世界が広がっていました。まずはバイクで昼寝中のおっちゃん。
永遠と続くバイク。排気ガスが結構きついのでマスクをしている人が沢山。ジャカルタと同じですね。
屋台のおばちゃんは車道だろうがお構いなし
日中歩きまわって疲れたので、夕食の待ち合わせまでホテルでお昼寝して、19:00に夕食探しに出発。
しかしこの日は雨がひどく、地図が上手く読めずに1時間以上市内をさまよってしまう失態。しかし、そんな中でも見つけました!地元民がやってくるお店です。
雨の中バイクが次々止まっては去っていくので、絶対美味しいんだろうと思いこみ、フランスパンのサンドを購入。中身は香菜、野菜と魚のペースト?とシンプルなのですが、味付けが絶妙でとってもおいしかったです(ホテルに戻ってから夜食として食べました)。特に魚のペーストらしきものが良い味出してました。ガイドブックにも載ってませんが、超おすすめです。
パンは買ったものの、お目当ての夕食にはたどり着けず、結局ホテル近辺のカフェで食べることに。野菜スープと生春巻きでしたが、生春巻きは香菜ががっつり口の中で広がるので、苦手な人は無理だろうなぁと思います。野菜スープはパイナップルが入っていて美味しかったです。
豪雨の中を歩いて疲れ果ててしまったので、この日はこれでおしまい。