かけあし旅行記

とある会社員のおでかけ記録

キューバ旅行記その1~ニューヨークからハバナへ~

<8月28日>

 今夏はどこに行こうかと数か月悩んだ末、まもなく環境が激変すると言われているキューバに行くことにしました。激変する理由はアメリカとの国交回復で、資本主義がドドッと流入し、今までの平和な社会主義が変貌する可能性が高いから、と言われています。今秋にはアメリカ本土とハバナの直行便ができるくらいだし。しかも6月にチリで出会ったイギリス人医学生(女性)は「ハバナマクドナルド出来たらしいよ」などと言ってたけど、果たして本当にそうなのか?いずれにせよ、早めに行っておきたい国だったので、アメリカ国内旅行とセットでカリブへひとっ飛びすることにしました。

 

 出発はニューヨークのJ・F・ケネディ国際空港。日曜の朝便(9:40発)だったのでNY中心部からUBERで飛ばす。道は空いていて所要30分で料金50ドル、こんなもんでしょうか。アメリカではUBERやLYFTなどタクシーアプリがとても便利なので、来てからあっという間にヘビーユーザーになりました。類似アプリも続々リリース中で、NY限定でJunoというのが数日前に誕生しました。見た目や機能は全く同じです。差別化はどこで・・・(笑)ちなみに普段はアメリカの田舎に住んでいる身からすれば、NYもLAも怖くて絶対運転したくありません・・・

 

 空港ではデルタアメックスゴールド(DAG)の恩恵でSky Priorityの優先チェックイン、優先搭乗で楽々機内へ。ハバナまではメキシコシティ経由で行きます。JFK→MEXは機材はB757、所要約5時間です。DAGのおかげでコンフォートプラスといういわゆるプレエコ席に乗れるので、気持ち的にやや楽ですが、これでもJALANAの長距離便エコノミー席とほぼ同等。5時間のフライトで、国際線なのにご飯は出ません。しょぼいスナックのみ。食べたかったら有料で買えってことです。デルタ航空は米国航空会社の中ではサービスレベルはマシな方ですが、日系航空会社と比べてはいけません(最近はデルタに慣れましたが・・・)。

 

 メキシコシティでは乗り継ぎのため一旦入国審査。そう、この空港はトランジット専用通路が入国審査後なのです。最初は知らずに呑気にトイレに行っていたら、外国人用審査レーンがあっという間に埋め尽くされ、結果50分くらい入国審査で待ちました。その後、預入荷物が放置されていたので乗り継ぎ用のベルトコンベアに乗っけて、再び制限エリアへ。

 

 ここで今後キューバに行く方に情報です。日本国籍の人でキューバ入国にはツーリストカードという出入国書類が必要で、基本は日本で買って持っていくものですが、自分みたいに米国在住(しかも今の米国では入手困難)でカードが買えなくてどうしようと困るパターンがあります。が、このツーリストカードはメキシコシティ空港の制限エリア、搭乗口50番台のあるアエロメヒコのサービスカウンターでその場で購入できます。クレジット払い可能!これはありがたい!逆にカードがないとハバナ便に搭乗できませんので要注意です。

 

 無事ツーリストカードを手に入れ、プライオリティパスでアエロメヒコのラウンジへ。この空港、ラウンジ以外ではwifiが飛んでないので、ラウンジがとってもありがたいです。適当に食べ物と飲み物をいただいて、キューバの情報収集に努めます。乗り継ぎ時間が5時間あったので、いろいろ助かりました。何せキューバはネット環境が悪いので・・・(後述)

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 MEX→HAVB737-800のアエロメヒコ(AM)便。18:20定刻発。初めてAM便に乗りましたが中身はデルタとほとんど同じですね。そしてなぜか前方の席はガラガラ。3人席に一人だけで、所謂エコノミーファースト(横になって寝れる)状態でした。所要時間3時間でハバナ到着。しかもこちらは軽食が出た。デルタさん、頼みます・・・

 

 ハバナでの入国審査はあっという間でしたが、その後の預入荷物が待てど暮らせど出てこない・・・館内はクーラーもなく、土砂降りのため相当蒸し暑く、夜中の23時に汗だくになる搭乗客だらけでBaggage Claimは異様な状態に。待つこと45分、ようやくベルトコンベアが動き出した時にはもうみんなで拍手喝采(笑)荷物をゲットし外に出るも、土砂降りでテンションが下がる。そしてネットに書いてあった空港ATMは外の右側両替所の中にありましたが、Out of Order(帰国時に出国エリアに2台あるのをかくにんしました)。結局なけなしのユーロとドルを両替して、近くにいた日本人旅行者とタクシーをシェアして宿のあるハバナ旧市街へ(2人で40CUC=$40)。ドルは本当に両替時に手数料10%引かれるのでおススメしません。円かユーロをおススメします。ちなみにキューバの通貨はCUCで1CUC=$1です。これは観光客用の通貨で、地元民はCUPという別通貨を使用していて、観光客価格と地元民価格は大きな差があります。

 

 ところで、キューバで日本の携帯でローミングすると使い放題の対象外なので、高額請求のリスクがあります。そしてもちろん4Gなんてありません。せいぜい3Gまでで、もしかしたら2Gという可能性も。試しに外国(チリ)のSimでローミングしたら、3分で残高1000円分消えました(笑)でもせめて地図アプリは使いたい・・・という時に使うのがmaps.meというappです。

maps.me

 キューバ渡航前にWi-Fi環境のあるところでキューバの地図をダウンロードしておくと、現地で使えます!超便利!ちなみにgoogle mapはキューバの地図をダウンロードできないので、事実上1択しかありません。Maps.meはiPhone版とAndroid版があるので渡航者は是非ダウンロードを。ネットが無くてもGPSは使えますので。でもそれ以外の通信は基本あきらめた方がいいでしょう。Wi-Fiも高額なので、キューバに行く=必然とネットからかなりの程度切り離された世界に行くことになります。

 

 タクシーの移動中もmaps.meでトラッキングして、ちゃんと目的地に向かってるか確認できるので安心です。ハバナの深夜の道は怖いくらいガラガラでした。途中いきなり運転手の義理のお父さんが助手席に乗ってきて、「これから親父が仕事に向かうからちょっと遠回りするね」という謎展開でしたが、無事にホテル前に到着。ホテルは旧市街サンフランシスコ広場にあるSan Felipeという一応5つ星ホテル。すでに12時を回っていたので入口が締まっており、どうしようもないのでとりあえずドアノブをドンドンすると中からお兄さんが出てきて案内してくれました。無事にチェックインし、この日は1時に就寝。

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その2へ続く。