イエローストーン旅行記その1~世界初の国立公園へ~
こちらもやや前の話になりますが、6月末にイエローストーン国立公園へ行ってきたので、まとめます。
きっかけはネットその他での評判でした。アメリカの国立公園と言えば、イエローストーンかヨセミテ(カリフォルニア)と言われるほどらしく、火山活動によって生み出された数々の地形が素晴らしいとのこと。そして、ホテルの予約が1年前に埋まってしまうくらいの人気っぷりであるとのこと。これは行かないわけにはいきません。本当にこんな景色が見れるのか、確かめたくなりますよね。そしてイエローストーンは世界初の国立公園としても有名です。
航空券は単純往復で買うと高かったので、周遊チケットにして安くなりました。DTW(デトロイト)→JAC(ジャクソンホール)→NYC(ラガーディア)とWAS(レーガン)→DTW(デトロイト)で600ドル程度。今回はイエローストーン編のみまとめます。
<6月29日>
イエローストーンへの行き方は何通りか考えられて、
が主なルートです。今回はレンタカーの豊富さとアクセスを考慮してジャクソンホール空港を利用することにしました。
ジャクソンホール空港はアメリカで唯一の国立公園内にある空港で、10分ほど走ればグランドティトン国立公園の観光スポットに到着します。初日は21:30に空港着だったため、ジャクソンの近くにあるモーテルに宿泊。1泊180ドルです・・・ハイシーズンのせいか異常に強気な値段設定。でも泊まるんだから仕方ない。
<6月30日>
翌日は朝から快晴。昨日見えなかったモーテルの周辺の景色が見れてとても感動。
てか、何にもない!自然だけ!朝は10℃前後と寒いですが、ピリッと張りつめた空気もいい感じです。
レンタルしたJeepもよーく見ると、ナンバープレートがMount Rushmore仕様になっていて、途中他の観光客から写真を撮らせてくれ、と何回か頼まれました。確かにこれは欲しいかも。
朝8時半ごろ、Jeepでイエローストーンへ向けて出発。途中グランドティトン国立公園を通過していきますが、実はこちらもかなり見どころのある公園で、入場料はイエローストーンと共通です。写真は道中のグランドティトン国立公園から。
11時前にはイエローストーンに到着。公園自体がかなり大きいため、どういうルートで回るのかが重要です。正直下準備はほとんどせずに来たため、とりあえず近場から見ていこうという流れになり、南の入り口から一番近いWest Thumbから見学することに。
イエローストーンの見どころの一つは間欠泉や温泉など、火山活動に由来するものです。よって、基本的に危険な地域ということで、いたるところに看板による注意喚起が行われています。日本語もあり。
成分の違いで、こんな色をした温泉もあります。九塞溝もこんな色なんでしょうかね。とにかく美しい。
冷えて活動が終わってしまったもの。穴だけが残っています。
硫黄の臭いを嗅ぎながら、散策を進めます。日本人的には国内にある温泉地を歩いているのと変わらないので、それほど感動するかは別ですね(笑)でも当然ながら規模はかなり大きいです。
West Thumbの後はお昼ご飯を食べるため、レイクと呼ばれる地域に移動。ちなみにイエローストーンでナビを使う場合、オフラインで使えるマップアプリのMaps.meが一番便利です。動作が軽く、GPSの捕捉も完璧でした。Google MAPはオフライン版を使うことになりますが(園内で電波が入る地域が限られているので)、捕捉があまりよくありませんでした。
イエローストーンの良いところは、観光のための施設が必要十分に整えられているところ。交通の結節点には写真のような大きな建物があり、General Storeとよばれる店、土産屋、レストランなどが揃っています。自分はここでサンドイッチをいただきました。値段も良心的な価格なので、高評価です。
気温23度の快晴のもと、外で食べる昼食は格別でした。
休憩の後、車を北へ走らせます。途中Fishing Bridgeと呼ばれる橋を発見。昔はここで大々的に釣りが行われていたらしい。今は長閑な川です。
その次はジャンクションというエリアへ。ここはイエローストーン川が流れており、雄大な地形を楽しめるということで期待して行きました。遠目から見る分にはそんなに大したことないので、階段を下りて滝のふもとまで行きます。意外としんどいので要注意です。
滝が落ち始めるポイントまで降りると、その雄大さが伝わってきます。水量もかなりあり、迫力満点!
こういう規模の風景は日本ではまず味わえないですね。
この日はウェストイエローストーンの宿に宿泊するため、この辺りでギブアップ。結局300キロくらいドライブしました。
ちなみにイエローストーン公園内の道路には、野生動物が平然と出現して、レアな動物が出るとたちまちカメラを向けて写真撮影大会が始まります。この日もバイソンがのっそり現れ、プチ写真大会状態でした。
結構大きいので、あまり寄りすぎない方が身のためだと思います。
ウエストイエローストーンの町は小さいですが、国立公園の歴史とともに発展してきた、昔ながらの町です。雰囲気は西部劇にかなり近いですね。というか本場ですけど(笑)
晩御飯は現地名産の何かを食べようかと思ったものの、どこも混んでいた上、時間も遅くなっていたことから、バスを改装?したメキシカンのお店へ。お味はかなり良かったです。メニューも豊富で、40種類くらいありました。売り切れると営業終了してしまうので、早めに行くことをおススメします!
その2に続く。