かけあし旅行記

とある会社員のおでかけ記録

キューバ旅行記その3~All Inclusiveのバラデロ~

<8月31日>

 リゾート地バラデロ行きのバスがホテル・プラザ前から9時発とのことで、それに合わせて出立準備。集合場所まではタクシーを使用したが、10分の乗車で8CUC。ちょっと高かったけど我慢。ホテル・プラザではキューバ最終日の宿泊予約をして、バラデロ行きのミニバンに乗車。途中1回トイレ休憩をはさみ、正午ごろに3日間滞在するBe Live Experience Varaderoに到着。

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 建物は確かに年季が入っているが(おばちゃんの言っていた通りボロい)、のんびり滞在するには全く問題ないレベル。しかもキューバに来て初の太陽を拝むことが出来て、テンションが上がりまくる。施設はホテル部分、ヴィラ部分とプール、専用ビーチ、レストラン4つ(うち二つは要予約)、ディスコ、バー3つなど施設の外から一歩も出なくて良いレベル。これで1泊10500円だったらコスパはいいかなと。そしてオールインクルーシブにはバーでのアルコールももちろん含まれているので、簡単に言えば酒飲み放題!ビュッフェのレストランはもちろん食べ放題!バーは24時間どこかが必ず開いています(笑)天国かここは!!

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 いやぁ、本当にリゾート地です。まだアメリカ人はほとんどいませんが、ヨーロッパ各国から観光客が来ていて、思い思いに滞在を楽しんでいます。ここはヨーロッパかと思うほど。ホテルの案内も英語、スペイン語がメインで、フランス語とドイツ語の記載もありました。カリブ海恐るべし。どこか東南アジアと似ている気がしてきたのはちょうどこの頃。

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 これがビーチ。白い砂浜、エメラルドグリーンの海。まさにリゾートですね。バラデロは細長いヒカコス半島に位置し、視界180度が水平線です。地球が丸いことがよく分かる。波もほどよく、最高の環境です。

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 昼食後、さっそくビーチで日光浴と海水浴と読書。ガンガン日焼けします。波の音を聞きながらのんびり時が流れていくのがたまりません。ビーチではヨーロピアンの家族連れやカップルなどが戯れていますが、たまに一人で来た自分みたいなおっさん、おじいさんもいて、なかなか面白い様相でした。そして、驚いたことに、女性の5%くらいはヌーディスト化してました(所謂そういうビーチではありませんが、若い人も普通に)・・・アジアから来た小生にヨーロッパの天国を見せてくれてありがとうございました(笑)夕方には下の写真のようにスコールっぽいのが来たので退散。

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 夕食後は部屋でのんびりして、21時半ごろからは屋外ステージでマジックショーを観覧。客を飽きさせないようにホテル側も手を尽くしています。23時からはディスコが始まるらしいが、旅の疲れで就寝。たくさん遊んで食べて楽しんで・・・エネルギーの重点には最高です。しかも全部宿泊費に込み込み。素晴らしすぎる。そりゃヨーロッパ各国からバラデロに直行便があるわけですね。

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<9月1日>

 起床後朝食を食べ、再びビーチへ。この日は快晴。

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 ビーチではビーチバレーやダンスレッスンなど、朝からホテル側が用意しているアクティビティに無料参加可能で、結構な人たちが参加していました。ビーチでカクテルを飲みながらボーっとしたり、海で波乗りにチャレンジしたり、ヨーロッパ美女を探したり(笑)、最高の時間でした。

 

 昼食後もビーチで日焼けし、プールサイドのバーで少しネットサーフィン。ここはネットのカードが1時間2CUCと、ハバナに比べて割安で(もちろんハバナでも使える)、追加でついつい購入してしまいました。そして、到着してから本当にホテル敷地内から一歩も出ていません(笑)下の写真はビュッフェの様子。

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 夕食後はホテル周辺を散策してみたが、周りに何もなく結局ホテル敷地内を歩いていただけだった。ホテルの向かいに1軒レストランがあったので、ホテルの食事に飽きたら行けば、という程度でしょう。夜のステージでは昨日とは違ったショーが行われ、23時ごろまで大盛況でした。

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<9月2日>

 ハバナへ帰るバスが15時に来るとのことで、レイトチェックアウトを申請。15CUCでした。朝からダメ押しのビーチで至福のひと時を過ごし、バイキングの昼食を堪能し、バスでホテル・プラザに18時半ごろ帰着。そのままチェックインし、旧市街を散策。帰ってくるとやはりハバナの人の多さ、ごみごみした印象受ける。ここが首都なんだなぁとしみじみ思う。そして日焼けしたせいか、道行くハバナ市民に「お前ほんとに日本人か?肌の色が俺たちと同じだぞw」と突っ込まれること数回。この日はその辺の売店で売ってる肉盛りみたいのを食べてホテルでブログ執筆。翌日は朝6時のフライトなので、早めに就寝。ちなみにホテル・プラザは4つ星ですが、設備は先進国の2つ星程度で、バスタオルすら部屋にありませんでした(汗)まぁ持っていたからいいけれども。あと、キューバのホテルはどこもシャンプーがありませんでしたので渡航される方は持参することをおススメします。

 

<9月3日>

 朝3時に起床。チェックアウトをして前日予約しておいたタクシーで空港へ向かう。朝の3時台なのにハバナ中心部は現地人で結構賑やか。開いている店もちらほら。これは意外でした。しかし道路は相変わらず怖いくらいガラガラ。空港は24時間体制ですがさすがに6時台のフライトは2便しかなく、基本ガラガラ。出国前のセキュリティチェックも今まで受けた中で一番適当(笑)で、テロとか心配しないの?と疑いたくなるほど。

 HAV→MEXはアエロメヒコのB737-700で、個人モニターがなかったが爆睡してたら2時間半でメキシコシティに到着。行きと同じように一旦入国し、朝食を空港で食べ、アエロメヒコのラウンジで約1週間ぶりのネット使い放題の環境に感激(笑)。キューバでは計2時間しかネットに触れておらず、かなり浦島太郎になっていたので(キューバでもCNNやCCTVなど各国のテレビはホテルで見れますが)、むさぼるようにネットサーフィン。そして昼過ぎのデトロイト便で米国へ戻りました。

 

 今回は初めてのカリブ諸国訪問でしたが、ハバナは首都らしい部分とコロニアルが同居していて、本当に独特の雰囲気でした。バラデロは完全なるリゾート地。しかも安い。これがアメリカ人が大挙して押し寄せるようになると、他のカリブ諸国のように値段が跳ね上がりそうで怖いくらい。日本人もハバナ市内ではちらほら見かけたし、中国資本が多く投入されているのもあって、たまに中国人も。ちなみにマックは発見できず・・・(笑)チェ・ゲバラが予想以上にイケメンで、人気が出るのも納得。

 そしてこの国、結構安全です(犯罪に遭う確率論的に)。前回チリでやられた経験から最初少し身構えていましたが、変なことさえしなければ比較的リラックスできる国でした。

 現代のアメリカ的なものが溢れていない、世界でも貴重な国のキューバ。この国がどう変わっていくのか、また時間をおいて訪ねてみたいと思います。

 

キューバ編 完