プエルトリコ旅行記その2~アメリカ唯一の熱帯雨林国立公園へ~
<4月24日>
初日に会ったツアー会社のおばちゃまに、「熱帯雨林に行くなら絶対平日にしなさい!空いてるから!」と言われたので、教えに従って島の東部にあるエル・ユンケ森林公園へ行ってきました。サンファン市内から車で約45分で到着します。
エル・ユンケ公園はアメリカで唯一の熱帯雨林国立公園で、ビジターセンター含め非常によく整備されています。センター内には公園の歴史を紹介するビデオの上映や軽食販売、小さなお土産ショップがあるので、必要なものはここで買うと良いでしょう。公園内を回るのはツアーかレンタカーになるので、ツアーを希望する場合はここで申し込みが出来る模様。また、道中いくつか屋台やレストランもあるので、そこでも食料は調達できます。
公園内に入ると鳥のさえずりが聞こえてきます。ふと東南アジアを思い出す風景。
公園内には1本の道路があり、道中に見どころとハイキングルートの入り口があります。今回はハイキングする予定はなかったので、とりあえず車で行けるとこを回ります。まずはビジターセンターから最も近いところにある滝、ラ・コカから始めます。
毎回思うのですが、アメリカ人は滝のギリギリ近くまで行って、そこで写真を撮るのが大好きなんでしょうか。危険を承知で結構な人が岩場をよじ登ってました(ヨセミテっでも同様の光景を見た)。
滝より、個人的にはその先の渓流のほうが癒されました。
続いてヨカフタワーへ。中は螺旋階段構造になっているので、屋上まで登れます。
屋上に登ってみると、もう今にもスコールが来そうだったので速攻で車に避難。熱帯雨林なので気候がコロコロ変わります。
タワーの少し先にあるハイキングルートの入り口。2キロ程度のハイキングを気軽に楽しめるとのこと。
気軽に自然を感じるにはちょうど良い距離です。この日はずっと小雨気味だったので、サクサクっと歩いて、公園を後にしました。
ちなみに、ビジターセンターの他に公園本部なる施設がありますが、こちらは特に何もありません(公園に関する資料をもらうことは出来ます)。
サンファンに帰ってくると天気は晴れ。せっかくなので宿からすぐのビーチでのんびりすることに。完全なるプライベートビーチではありませんが、警備もしっかりしているので、荷物を砂浜に置いて海でプカプカすることもできます。ちなみにこの海は大西洋。
本を読むのも良し、日焼けするのも良し、音楽を聴くのも良し。日が暮れるまでま~ったりしてました。
晩御飯は近くのレストランで海鮮タコスとイカのマリネをいただく。両方とも激ウマだが、お値段もそれなり。これで安かったら天国なんですが、やっぱり物価はアメリカです。
<4月25日>
昨日までで行きたいところにはすべて足を運んだ結果、特にすることもなくなってしまったので、興味本位でプエルトリコ第二の都市、ポンセまで車を走らせる。高速道路を走ること約2時間で到着するも、街の雰囲気がイマイチ(人があんまりいない)なこともあって、昼食だけ市内のフードコートで食べて速攻で退散。尚、ポンセに来るとスペイン語率が更に上がって85%くらいな感じ(サンファンは体感値70%くらい)。フードコートのお姉さんに英語で話しても???って感じでちょっと焦った・・・
帰り道に温泉があるという話を聞きつけ、どんなものかと立ち寄ってみました。コアモ温泉というらしく、ポンセ市内から30分くらいで着きました。
温泉ということでちょっと期待していましたが、実は温水プールが二つあるだけ(温泉ではあるけれども・・・)。これはガッカリ。しかもお客さんはご老人ばかりで、イモ洗いのように狭いプールにたくさんの人が。全く入る気がなくなり、トイレだけ借りてこちらもすぐに退散。名前は温泉ですが期待しすぎないほうがいいかと思います。
というわけで、この日は特に収穫もなく島内をドライブしてプエルトリコ最終日が終わりました。
<まとめ>
- カリブの中では治安はかなり良い方。途上国でよくある不快な思いをしない。
- 物価はアメリカ並み。クレジットもかなり使える。
- 英語はサンファンならOK。それ以外は怪しい。
- ビーチをメインに楽しむならクエブラ島のフラメンコビーチへ(今回行っていない場所で、世界で2番目に美しいビーチだとか)
財政破綻の影響が今後どのように出てくるのか未知数ですが、治安の良さだけは保ってほしいですね。それがなくなったら、正直言って、積極的に行く理由が無くなります・・・。他のカリブ諸国(除くキューバ)は治安面で問題もありますが、リゾート関係はプエルトリコより発展している様子ですし。一つ言えることがあるとすれば、アメリカ本土にお住まいの方は、気軽に足を延ばせる南国なので、ショートトリップの行先におススメします。