インド旅行その0(ZERO)~ちょっと面倒な準備編~
今回のエントリーは珍しく旅行前の準備編です!
これまで世界29カ国を旅してきて、年内に30カ国目に行きたいなぁと思っていたところ、よく使っているこのサイト
格安航空券検索Skyscanner | スカイスキャナーで航空券検索比較
でエアインディアの成田⇔デリー往復が約90000円。しかもエアインディアはデリー発着の国内線2区間まで無料でつけられるとのことで、即予約。
というわけで、記念すべき30カ国目はインドになりました!
しかし、インドという国、スケジュール通りに旅をするのが難しそうです。そもそも観光ビザを取るところから苦戦を強いられます(日本にいるのに・・・笑)。鉄道のネット予約も手間と時間がかかり、ヨーロッパやアメリカのAmtrakとは大違い!
そこで、時間にゆるーいらしいインドを無謀にも「計画的に」旅行しようとする時に、日本で事前にどのように準備が出来るのか、まとめてみました。なお、この記事の内容は全て旅行前(2014年12月まで)の話なので、実際に現地でちゃんと通用するか検証してきます。
1.観光ビザ取得
インドを旅行するには日本人ならビザの取得が必須です。観光するならツーリスト(Tourist)ビザが必要で、日本で事前に申請するパターンと、空港でアライバルビザを取るパターンがあります。アライバルビザはUS60ドルと高めらしく、空港で待つのが嫌だったので今回は事前に申請することにしました。
インドビザの申請はオンラインで行いました。具体的には
インドビザ申請センター東京 India Visa Application Center, Japan
のサイトでオンラインビザ申請をクリックし、あとは指示通りに進んでいくだけです。申請フォームが出来上がったら印刷&写真を貼り付けて茗荷谷にあるオフィスに出かけ、窓口で提出して料金を払う。数日で出来あがり!という一般的なプロセスです。
が、しかし、ここにトラップがあります!
申請フォームには*がついた必須項目(mandatory)とそうでない項目があります。最初に申請した時は*だけ入力して作成したんですが、窓口で見事にハネられました(笑)以下その時のやり取り。
自分:観光ビザの申請お願いします。
窓口のインド人おばちゃん(以下おばちゃん):チェックするから待ってて。後で呼ぶから。
10分後くらいに・・・
おばちゃん:○○さーん
自分:はーい(お金=2156円払う準備しないとな・・・)
おばちゃん:○○さーん。職業はナニ?workerじゃ分からないネ。あとパスポートの発行場所はTOKYOじゃなくて○○でしょ。それに・・・(以下略)。これじゃダメだから。やり直しネ。(赤鉛筆で訂正を入れられている・・・)
自分:やり直し・・・だってここ必須項目じゃなかったじゃん!そう書いてあったよホームページに!必要なの?
おばちゃん:ちゃんとした書類じゃないと大使館受けとってくれない。これじゃダメ。
自分:じゃあ最初から全部必須項目にしろ!コラ!・・・ってことはまたパソコンで申請フォーム作るの?
おばちゃん:うん。ネットカフェが近くにあるからそこでやってもいいヨ。
というやり取りを自分含め他にも数多く見ました。申請フォームすら信用できないあたり、日本にいるのになんかインドっぽい感じがします。ちなみに茗荷谷のオフィスには申請フォームの記入例が掲示されていて、そこでは全項目記入されてましたね。ええ。ここに来ないと分からない仕組みってどうなんでしょう(笑)
仕方なく後日改めて作成した申請フォームを持参し、無事にビザをゲットできました。要は、必須項目とか関係なく全部入力していけば問題ないということです。
あと、ビザ手数料の支払いは現金で2156円ぴったりじゃないとダメらしいので、気をつけましょう。お釣りがないとか言って、突っぱねられている人がいました(笑)
2.鉄道の予約
続いて鉄道です。インドの鉄道はネット予約できますが、色々とシステムが複雑で、数々のサイトを読み込み、仕組みを理解するまでに2日くらいかかりました。
インドの鉄道をネットで予約する時に使うサイトは主に以下の3つでしょう。
IRCTC Next Generation eTicketing System
Cleartrip | Flights, Hotels, Packages, Buses, Trains
Indian Railways IRCTC Timetable PNR Status Fare Live Status - eRail.in (Better Way To Search Trains)
最初のIRCTCは予約システムの大元といったところで、国営のものです。ここからも予約できるようですが、サイトが重い、決済エラーになりやすい等使い勝手はイマイチのよう。メインで使えるの真ん中のCleartripだと思います。最後のeRailは座席の空き状況や編成、遅延状況など様々な情報収集に使えるサイトで重宝します。ここではCleartripの使い方を少し紹介します。詳しい使い方は他のサイトを見てください(笑)
Cleartripはインド国内線やホテル、鉄道、バスの予約が出来るサイトで、鉄道の予約で日本のクレジットカードを使うならこのサイト、と言われています。というのも、IRCTCでクレジットカードを使う場合、支払い画面でVISAまたはMASTER(powerd by Citybank)を選ぶかAMEXでの決済になり、しかもあまり決済が上手くいかないようです。Cleartripは日本のカードも普通にOKでした(ただし鉄道のみしか決済してないので他は不明)。
さて、Cleartripで鉄道を予約する際にはCleartripへの登録に加え、システムの大元にあたるIRCTCにも登録しなければならないのですが、その作業がちょっと面倒です。
IRCTCの登録をCleartrip内で行うと、指定したアドレスにIRCTCから登録完了のメールがきます。そこにはUser IDとE-mail OTP(OTP=One Time Password)が記載されていますが、実はIRCTCのアカウントをアクティベート(有効化)するためにはもう一つのOTPが必要になります。それは
Mobile OTP
で、インド国内の携帯電話番号を持っていないと取得できないもの(番号があればSMSで送られてくる)です。普通の人はそんな番号を持っていないので、さぁてどうしましょう、という話になるわけです。
そこで、このMobile OTPを取得するために、IRCTCに直接メールを送る(care@irctc.co.in)必要があります。メールにはパスポートの写真が載っている見開きのページをスキャンしたor撮影した画像データを添付して、こんな風に送りました。
<件名>Please sent Mobile OTP
<内容>To IRCTC Customer service
I would like to acivate IRCTC account.
But I live in Japan, so I can’t receive Mobile OTP
I registered via Clartrip.
My User id is ○○
I attached my passport copy on this mail.
Please send Mobile OTP.
Thanks and Regards
適当な英語ですがちゃんと伝わったみたいです。メールを送ると自動返信メールが最初に来て、数時間~数日後(土日を挟むと遅くなる)にMobile OTPがMobile Verification Codeとして送られてきます。これで
User ID E-mail OTP Mobile OTP
の3つがそろうので、アカウントをアクティベートできます。インドのアドレスにパスポートの画像を送るあたりちょっと怖いですが、そうするしかないので仕方ないです。こうすることで晴れてネットで鉄道の予約が出来るようになります。
インドの鉄道の予約の仕組みについては、旅行記本編で紹介することにします(ここに書くと分量が多くなりすぎる)。
なお、Cleartripでチケットを購入するとeチケットとPassbookが送られてきます。Passbookについては日本語のネット情報に書かれていなかったので、最近始めたサービスだと思います。せっかくなのでPassbookできちんと乗れるのか現地で調べてきます!(乗れなかったらPassbookの意味がないが、そんな正論が通じるような国ではなさそう・・・)
3.現地で使う携帯電話、simカード
海外旅行によく行く人であればsimフリーの携帯電話を持っていることも多いと思います。国内キャリアの海外パケ放題は1日2000~3000円ほどかかってしまうので、1週間フルで使ったら結構なお値段ですよね。でも海外でもネットはしたい、そういう時にsimフリーの携帯を持っていき、現地でsimカードを買ってプリペイドプランなどの契約をして格安でネットや電話を使うのが節約術としてあります。
しかしインドです。ネットで調べた限り、テロ対策なのかsimカードのアクティベートに数日かかるパターンもあるらしく、これでは持っていく意味がありません!場所によっては即日使えるようになるらしいですが、不確実すぎて信用できません。せっかく最近simフリーの機種をこれに買い替えたのに・・・
Phone - ZenFone 5 (A500KL) - ASUS
色々探し回った結果、今後も見据えてこれを購入しました。
このsimは120か国以上で使えるsimで、使う国を選んでデータ量を事前に購入するだけでネットが出来るようになるもので、現地のsimを買う手間を考えた時にこちらの方が割安になる場合があります。もちろん普通に現地でsimが安く買える場合はそっちにしますが。ちなみにインドでのデータ量と料金、有効期間は下記の通り。提供キャリアはAIRCELとのこと。
1200円 50MB 3日間
3000円 175MB 7日間←今回はこれを購入予定
4200円 300MB 14日間
6000円 500MB 30日間
普段はwifiを最大限活用することで例えば1週間の175MBはオーバーせずに使えるレベルだと思います。ぱっと見高いですが、手間賃だと思うしかないですね。他の国でもデータ量を購入すれば使えるので、現地のsimを買うまでのつなぎでも使えそうです。使用感については本編でリポートします。
まとめ
インド旅行もインターネットの進歩のおかげで幾分か計画的に出来るようになったみたいですが、独自のシステムが未だにあり、手間がかかります。でも、ここでは触れなかった鉄道の予約システムは奥が深く、行く前からワクワク出来ます。ホテルや航空券は他国と同様に予約できるので、その辺は心配いらないでしょう。
あとは出国当日にエアインディアが欠航しなければ問題なし!(笑)
アンコール遺跡巡りその3~再びの遺跡巡り~
<7月28日>
2日連続のサンライズツアーは辛いので、8時に起床。併設されたレストランで朝ごはんを4ドルでいただきました。4ドルの割にはものすごい量で、覚えてるだけでも
・フランスパン長いやつ1本
・バナナパンケーキ(ホットケーキ)1枚
・あげたイモ
・フルーツ盛り合わせ(パイン、リンゴ、ドラゴンフルーツ、グレープ)
・コーヒー、紅茶は飲み放題
というボリューム。お得すぎます!
また、チェックアウトの際、フライト時刻を伝えると水を1本サービスでくれたり、現地の織物をくれたり、宿の人と一緒に写真撮ってくれたり、最後までサービス精神あふれる宿(Golden Tenple Villa)でした。また機会があれば泊まりたいと思います。
9時過ぎにドライバーが迎えに来て、遺跡観光2日目スタートです。今日は観光後そのまま空港へ行くので、大きなリュックをトゥクトゥクに載せたまま観光。ドライバーがずっと見ててくれるとのことですが、不安な気持ちを持ちつつでした。
まずは北大門。また写真の列挙が続きます。
プリア・カン。遺跡によって雰囲気が全く違うのが不思議です。
ややマイナーな遺跡かもですが、中国人の団体さんはどこでもいますね。
2階建ては珍しいらしい。
ニャック・ポアン。
タ・ソム。
この門は木の根に覆い尽くされてます。そして、売り子さんとも出会えます。
東メボン。そろそろアンコール遺跡も食傷気味かなと思ってましたが、ここへきてまた興味がわいてくる。
日影がないので、暑いのが難点でしょうか。
プレ・ループ。東メボンと似てるようで、また違う。階段は結構急だが、昇れないほどではないです。
上からの眺めは最高です。東南アジアに来てるぞー!ってなります。
プレ・ループを見終わったところで昼食。これまたドライバーに連れて行ってもらったお店で、昨日と同じく観光客向けなレストラン。暑いので1時間くらいゆっくり休んで、午後の観光に出発。午後はちょっと遠出をするとのこと。
午後1発目はバンテアイ・サムレ。ここは人が少なくて、じっくり観賞できます。遺跡と向き合いたい人はこういうところがいいかと。
んーなんかどこかで見たことあるような形だな・・・
考えてるうちに思いだしました。インドネシアのプランバナンです。今頃かよ、と思われる方もいるでしょうが、同じヒンドゥー教の寺院なので、似ているわけです。ちなみにプランバナンはこんな遺跡です。
気を取り直して、バンテアイ・サムレの続きを。
続いては郊外にある、バンテアイ・スレイへ。バンテアイ・サムレから45分くらいかかります。ドライバー曰く、遠すぎて疲れたとのこと(笑)ここまでの遺跡は、アンコール遺跡群のチケット1枚で入場できますのでご安心を。
この遺跡のレリーフは相当凝ってます。
のんびりして、16時過ぎに遺跡を出ました。
さて、これで遺跡巡りが終わったわけですが、自分のフライトは21:40発なので、まだまだ時間があります。そこで、ドライバーに市内に一旦行ってマッサージと買い物をしたいというと、快くOK。空港到着は19:30で十分でしょうというアドバイスも貰い、いざ市内のマッサージ屋へ。途中日本ではありえないくらいのスコールに遭いましたが(走りながらトゥクトゥクが横滑りするくらいの風と豪雨)、1時間くらいで市内のマッサージ屋に到着。
連れて行かれたのは、アンコール・ショッピングセンター近くのComfortというマッサージ屋さん。新しめです。如何わしさはなく、全身マッサージは1時間10ドルでした。ちょいと高いかもですが、時間つぶしにはちょうどいいので1時間コースにしました。腕はまずまず、というか痛くないマッサージなので、眠かったです。マッサージ後にお茶も出してくれて、リラックスできました。
その後はお土産を買うため(という理由で)、(ウィンドウ)ショッピング。まずは近くのアンコール・ショッピングセンター。地球の○き方では「売り場は広く・・・」なんて書いてありますが、そんなに広くないです。お客さんもそんなにいないので、店員の柔らかい押し売りを断る、そんなイベントでした(笑)一応食品も売っているので(空港よりほんの少し安い。品ぞろえは微妙)、クッキーなどを購入。
次いでドライバーが連れて行ったのは、日本人がオーナーのお土産屋さん。食品は一切ないので、食品目当ての自分としては、残念でしたが、店員さんの控えめな「買って買って」攻撃に負け、タイで人気らしい「NaRaYa」の小銭入れを2つ購入。まぁ仕方ない。
結局時間をつぶしまくって空港には19:20頃到着。今日の代金は30ドルとのことで、しっかりチップ含め渡しておきました。大きなリュックも盗まれることなく無事だったし、市内にも行ってくれたので、ホントに感謝です。
ここからは帰路です。シェムリアップ空港ではチェックインをし、土産店で定番お土産を買い、制限エリアでホットドックを食らって、定刻通り出発。制限エリアで深夜に残ってるのは極東の人間だけでした。特に中国は上海から直行便で来れるみたいなので、便利なせいもあるでしょう。
シェムリアップ(REP)21:40発 ホーチミン(SGN)22:40着 VN3822
機材は忘れましたが恐らくA321。アンコール航空の便でした。何の問題もなくホーチミンに到着。
ホーチミン空港は昨年利用しているので勝手も分かり、結構楽でした。適当に散策して、ウトウトしながら成田便に搭乗しました。
ホーチミン(SGN)0:05発 成田(NRT)8:00着 VN300 A330-300
成田便はモニターが正常に動作していたので、現在地が分かってよかったです(笑)
深夜便なので結構寝るつもりでしたが、ドリンクサービスや朝ごはんのおかげで、結局2時間しか寝れず成田に到着。
2泊4日という強行軍でも、なんとかアンコール遺跡の観光は出来ました。次回来る時は、もうちょっとゆっくり観光出来たらいいなと思います。
ベトナム航空ですが、安いなりの訳はあります。モニター使えなかったりご飯が・・・だったり。今回は遅れがなかったのでOKだったと思います。座席も狭くはないので、少々不具合があっても大丈夫な人にはお勧めできます。
次回の旅行は未定ですが、ハノイに行くかもしれません。
カンボジア編ー完
アンコール遺跡巡りその2~世界遺産と湖と~
<7月27日>
申し込んだサンライズツアーが4:45出発という早さなので、頑張って4時30分に起床。時間になってフロントに降りたら、誰もいません・・・というか、受付のお兄さんはその辺で寝てました(笑)でも、併設レストランのお掃除をしているお兄さんは元気そうでした。
ドライバーは宿の外に来ていたようなので、受付のお兄さんを起こしてもらい、鍵を預けて、いざ出発。夜明け前の街をブッ飛ばします。写真はぶれてますが、それくらい振動が激しいことがわかっていただければと。
アンコール遺跡群に入るには入場券が要ります。1日券で20ドル、3日券で40ドルです。朝5時くらいからチケットは発売しているので当日購入で心配はいりません。
チケットを買った後ドライバーから今日のツアーの説明がありました。
・その後アンコール・ワットを見学し、お腹が空いたならそこで朝ごはん
・食べたら移動して見学再開
・施設内の見学は基本自分一人
ちゃんと地図を出して英語で説明してくれるので助かりますね。そしてこのドライバー、ぼった来る気が全くないのがうれしいです。
ご存知の方もいると思いますが、日本ではよく「アンコール・ワットに行ってきた」と言いますが、アンコール・ワットはアンコール遺跡群の一つであり、他にも見どころは沢山あります。そして、見学した結果ですが、他の遺跡もかなり趣深いです。
夜明け前にアンコール・ワットに到着。チケットをチェックされていざ入場。
サンライズがよく見えるポイントに来ると、既に多くの観光客が!特にアジア系が多いですね。そして一眼レフ所有者が多いこと多いこと。ちなみに売り子さんも子供から大人まで沢山います。
この日は薄曇りだったので綺麗なご来光はありませんでしたが、湖に移るアンコールワットは綺麗でした!
いよいよ遺跡の中に入ります。朝なのに人だらけですね。さすが世界遺産。
ここからは遺跡の写真を列挙していきます。うんちくは省略します。
規模が大きいので、一通り回るだけでも2時間以上はかかります。でも、それだけの価値は十分にあると思いました。
アンコール・ワットを出て、お腹がすいたので、ドライバーに頼んで朝ごはんのお店に連れて行ってもらいました。遺跡の裏に何件かあり、明らかに観光客用でしたが、別に気にせず焼きそば的なものを食べました。味は普通ですね。
ゆっくり休んで、南大門に寄ります。ドライバーは一応ガイドも出来るみたいで、簡単な説明をくれるのがうれしいです。
遺跡内も軽快に飛ばしてくれます。気温は暑いけど、風が涼しいです。
次はアンコール・トムへ。まずはバイヨン(宇宙の中心)から見学。
アンコール遺跡群は結構崩壊が進んでいます。でも、それもまた良いです。
遺跡が出来てからの年月を感じさせる部分がかなりあります。
バプーオン。空中参道が有名です。
ピミアナカス
ちなみにどこでもそうですが、観光ルートに従っていくと、最後にはお土産エリアにたどり着くように出来ています。もちろん向こうは声かけをしてきますが、そこまでしつこくないです。毅然とした態度であれば大丈夫です。小さな子どもも一生懸命売ってくるのでかわいいですが、買うかどうかは別問題、でしょう。
勝利門
トマノンとチャウ・サイ・デボーダ
タ・ケウ。石段の角度が急すぎます。若いうちじゃないと登れないと思います。
タ・プロ―ム。自然の力のすごさを見ることが出来ます。
こちらも崩壊が激しいです。
バンテアイ・クディかな。
時間もちょうどよかったので、お昼ごはんを食べることに。いかにも観光客御用達なレストランでしたが、ちょうどスコールが来てたので雨宿り的な意味でもOKでした。食べたのはクメール料理ですが、カレー味の炒め物と言ったところ。まずまずでした。
お昼ごはん後、ドライバーから午後のプランについて提案がありました。サムスンの大きなスマホで写真を見せてもらいながら。時代は便利になったものですね。
・今日見る遺跡は最低限回った
・このままプラスアルファで遺跡を見るのもいい(料金はプラス)
・せっかくだからトンレサップ湖(超大きな湖)に行くのもどうか(料金はプラス)
・何もなければ宿に帰るよ
明日も遺跡を見る予定だったので、ここは湖に行こうと思い、トンレサップ湖行きに決定。宿を15:30出発の約束をして、シャワー後ひと眠り。15:30に再び迎えに来てもらって、湖へ向けて出発。
トゥクトゥクで40分くらい走ると、ボート乗り場に到着。ここで2つのプランを言われました。
・湖クルーズ(1人)だと25ドル
・サンセット込み(自分とドライバー)で30ドル
船で一人はトラブルになった時に困るので、ドライバーにも来てもらいました。結果的にはこの判断が正しかったと後でわかりました。
船の操縦するのは若いお兄さん。英語が上手です。
移動式の家が並びます
まるで海のよう
ワニを飼育しているところにも寄りました。
途中スコールが来て、上がったら大きな虹が見えました。
漁業で生計を立てる人が9割ほどらしい。子供も上手いです。
ハンモックでのんびりも楽しそう。
結局サンセットは見れずじまいでした。雨季は厳しいですね。
船に乗りながら、お兄さんやドライバーと色々な話をしました。
お兄さんは
・ロシア人の観光客が愛想なさすぎてうざい。オージーはいい。
・タイガービールが好き
・湖での暮らし方
・湖で暮らす人々の国籍
など、いろいろ教えてくれました。が、最終的にはプランに入っていない他の施設へ連れて行く口実にするためだと、ドライバーが教えてくれました。
後でドライバーから聞いたのは、お兄さんが怒っていたと。何故かというと
・日本人はお金持ってるんだから孤児院とかにも行ってお金を落としていけ
要するにケチだと言いたかったみたいです。でも、
・こっちは船1隻借りて2時間で30ドルも払ってるからそれでも十分でしょ
というのがドライバーさんの考えで、こっちに激しく同意でした(笑)別に何かトラブルになったわけではありませんが、ドライバーがベターな身の処し方を教えてくれたので感謝です。ほんとよく出来る人でした。トンレサップ湖はトラブルが多いらしいので、特に一人の場合は気を付けてください。
日没後に船を降り、トゥクトゥクで宿に帰り、明日も遺跡巡りをする約束をしてこの日は25ドル支払って終了。
夕食はパブストリートのレストランで適当に注文したものを食べる。昼ごはんと似てるのは気のせいです(笑)せっかくなのでアンコールビールを飲みましたが、あっさり飲みやすいビールでした。
食後はパブストリート周辺を散策して、スーパーに寄ってから宿に帰りました。このエリアはずいぶん観光地的ですが、それ以外のところはまだまだ途上国らしさが残るのがシェムリアップですね。
充実した1日でした。
アンコール遺跡巡りその1~シェムリアップ到着まで~
仕事がひと段落したため、少し休みを取ってカンボジアはシェムリアップに行ってきました。いつものごとく強行日程でしたがフルに時間を使えたと思います。
<7月26日>
今回はベトナム航空(エコノミークラス)を利用しました。価格が安くて有名ですが、一部の噂では、
「機内食がおいしくない」
「モニターが壊れている」
などありました。しかし、そんなことは乗る前は気にせず、まずは成田から経由地のハノイまでひとっ飛びです。
成田(NRT)10:00→ハノイ(HAN)13:15 VN311 A330
前日までの仕事の疲れがあって機内ではほぼ爆睡でしたが、爆睡出来た理由は・・・
「モニターが壊れていた」
からです(笑)やはり壊れてました。機材的には比較的新しく、大きめな個人用モニターがあったのですが、周りを見た限り、正常に動作しているのは10%程度・・・今どこを飛んでるのかも分からず、どうしようもないので寝てました。
機内食は、言われるほど不味くはなかったです。お肉をチョイスしましたが、他の航空会社で食べたことあるようなお肉だったので、それほどビックリはしませんでした。美味しくはなかったですけど。
ハノイには定刻に到着、次のフライトが17:10発なので、4時間くらい暇をつぶさなくてはいけないのですが、ハノイ・ノイバイ空港は暇つぶしがほとんどできません!というのも、
・制限エリアが狭い
・空調がほとんど効いてなくて暑い、2階は暗い
・お土産屋さんも少なく、店員もやる気なし(笑)そして高い!
・wifiは使えるが、電波が来るのは1階だけ
ビジネスクラスラウンジにどうやら有料で入れるみたいですが、そういうつもりもなかったので結局2階の椅子で横になって1時間くらい寝たり、バーガーキングでソフトクリーム食べたりしてました。だるくて写真を取る気にもなりませんでした。来年には新しい国際線ターミナルがオープンするみたいなので、その時にまた行ってみたいです。
4時間耐えた後、いよいよシェムリアップ行きの便に乗り込みました。
ハノイ(HAN)17:10→シェムリアップ(REP)18:50 VN839 A321
機内ではささやかなミールサービスがあって、蒲鉾とハムという組み合わせがありました。味はいたって普通でした。
地方空港みたいなシェムリアップ空港に無事到着し、アライバルビザを取得し(20ドルと写真4.5×3.5(メガネかけてないもの)が1枚とパスポートが必要)、税関の係員がいないのをスル―して(笑)、さっさと出口へ向かいました。ビザ申請用紙を書くスペースに1台だけATMがあったので、お金を下ろすならここがベストだと思います。ちなみに出迎えがたくさんいる手前に携帯電話のsimカード屋さんがあったので、そこで必要な人は買えると思います。
空港から宿までは、宿のフリーピックアップサービスを利用しました。雨の中トゥクトゥクでブッ飛ばしてくれて、東南アジア気分を既に満喫できました。
今回泊まった宿はGolden Tenple Villaという宿。安いホテルですが、評価が高かったので気になってたんです。宿全体の雰囲気が良いのがポイントですね。英語も問題なく通じます。宿泊者の名前を覚えようとしてくれるあたりも好感度が高いですね。
到着すると、おいしいウェルカムドリンクとピーナッツが出され(タダ)、アンコール遺跡群のツアーの説明をしてくれます。サンライズツアー付きで1日15ドルだったので、早速申し込みました。ちなみにドライバーは空港に迎えに来てくれた彼だということ。
お部屋ですが、一人で泊まるのに、何故か3ベッドの部屋に通されました(笑)受付のお姉さんも笑ってました。部屋のテレビはNHKも見れます。
トイレには、イスラム圏でみたアレがありました!!
手動ウォシュレットですね。一度慣れてしまうと、結構使い勝手がいいんです。ちゃんとトイレットペーパーも用意してあるので、苦手な人も大丈夫です。
荷物整理をし終えたところで、ちょっとだけ街に繰り出してみました。宿の立地は抜群で、ナイトマーケットやオールドマーケットへ徒歩圏内です。手始めにナイトマーケットに行ってみました。
規模はそれほど大きくないですが、東南アジアらしさがあります。
ほとんどお客さんは外国人。まぁそうなりますよね。ナイトマーケットの入口にATMがあるので便利です。ちなみにマッサージ屋さんが結構多くあり、客引きがけっこい激しいです。安いですが(1時間5ドルとか)、腕は分かりません。
メインのシヴォタ通り。奥の方に行くとパブストリートがあります。
散策をして、コンビニでお菓子や飲み物を買ってこの日は就寝。翌日から観光です。
南欧旅行記その6~帰国編~
〈1月4日〉
遅くなりました。バルセロナから帰国編です。
バルセロナの空港へ向かうため、ホテル最寄りのSants駅から在来線に乗ります。料金は4ユーロちょっとだったと思います。到着番線と発車時刻が来る直前まで確定しないので、ホームはちょっとざわざわしていました。まぁ10分くらい遅れてざわざわしているのは大概日本人でしたが(笑)
車内は割ときれいです。線路の状態があまり良くないので乗り心地はイマイチです。空港駅が終点なので降り間違えることもありません。30分かからずに空港駅に到着します。
空港駅はターミナル2近くにあります。今回乗るオーストリア航空はターミナル1なので、ターミナル2からシャトルバスに乗ります。この移動に結構時間がかかるので(最低15分)、時間に余裕を持っておいた方がいいですね。
バルセロナの空港は2009年より使用開始とのことで、まだピカピカな部類です。制限エリア内は食べ物等を売るお土産屋さんがあまりない印象でした。スペインの食べ物土産があまりないからかもしれませんが。バルサの公式ショップやZARAなどはありました。
帰りもソウルまではビジネスクラスなので、VIPラウンジが使えます。バルセロナ空港では航空会社共通のラウンジに入ることになります。場所はフードコートの上で、ちょっと分かりにくいです。
ラウンジの中は結構広く、ワインを含むドリンクと、スナック、パン、カップサラダなどが食べ放題でした。ソファーの数もたくさんあるので、座れないことはないと思いました。とりあえずここで乾き物とソフトドリンクで一休みして、乗り継ぎ地のウィーンへ出発しました。
フライトの詳細は
OS398便 バルセロナ13:50発ウィーン行き(16:15着) A320 ビジネスクラス
初搭乗のオーストリア航空。特に可もなく不可もなくといったところで、ビジネスクラスですが、エコノミーと席は変わらず、昼食が出されたり、となりが居ないなどの差しかありません。座席のモニターもありませんが、フライト時間が短いので、読書をしていたらウィーンに到着していました。
ウィーンで乗り継ぎチェックインを終えると、すぐそばにオーストリア航空のラウンジがあります。本当にすぐ出現します。隣りにはスカイチームのラウンジがあった気がします。
オーストリア航空のハブ空港なのでどれくらい大きなラウンジなのかなと思っていましたが、ビジネスクラスラウンジは割とこじんまりとしていました。ただ、非常に清潔感あふれるラウンジで、シャワーなどの掃除もしっかりされていました。足をのばしてテレビが見られるスペースも少しあったので、開いていればラッキーです。ラウンジではネットをしながらカボチャのスープを飲んでのんびりしていました。
ラウンジから搭乗口まではそこそこ歩くので、ゲートがオープンしたら早めに行くことをおススメします。ゲートに行くと、ビジネスクラスの乗客は優先搭乗させるため、一度エコノミーの乗客と分けられます。今回乗った北京便が使用したターミナルは発着が少なく、閑散としていたため、ただでさえ数が少ないお店もあまりやっておらず、買い物はせずにそのまま搭乗。
ウィーンから東京に直帰したいところですが、今回は北京までのフライトになります。
OS063便 ウィーン17:45発北京行き(10:20着) B767-300ER ビジネスクラス
今回の旅行の全フライト中最も楽しみにしていたのがこのフライト。何といってもオーストリア航空の長距離用最新ビジネスクラス(フルフラット)に乗れるということで、乗る前からテンションMAXでした。これに乗るために旅行に行ったといっても過言ではないくらい。
B767-300ERのビジネスクラスは1-2-1という配置で、ビジネスなのに一人席があるだけで既にすごいわけです。今回はもちろん一人席を確保。各国対応の電源ポートもUSBも完備です。
写真の通り、シートと脇のスペースがかなり広くて快適です。リクライニング等もタッチパネルで操作可能で、個人用モニターも大きくて新しいし、手元のリモコンのセンサーで画面操作もラクラク。寝る時はフルフラットまでシートが倒れ、しかも長さ2メートルもあるので大きい人でもしっかり横になれます。ANAの新型ビジネスクラスのように個別の仕切りがあるわけではありませんが、自分はこれでも十分満足でした。
離陸前にハットをかぶった客室乗務員が夕食のメインや朝ごはんのチョイスを聞いてきます。夕食では魚が品切れらしく、パスタを選択。朝ごはんは食べたい物にチェックを入れて渡す形式で、どうせたくさん食べないだろうということで、フルーツとヨーグルトのみにしました。
離陸すると夕食の始まりです。白ワインがおススメらしいのでいただくことに。パンはいつでも貰えます。
前菜を撮り忘れましたが、ワゴンでやってきて、欲しいものを指させば食べられるスタイルで、選べるだけありがたいですね。前菜後は、ウィーンのラウンジでも食べたカボチャスープの美味しいバージョン。ほっとします。
メインのパスタはしつこくない味付けで、食べやすかったです。ものすごく美味しかった、というわけではありませんが、もう少し味が濃くても良かった気がします。
食後のコーヒーが確か10種類くらいから選べたのが衝撃的でした。食事後はフルフラットを堪能し、到着2時間前まで爆睡。朝食は頼んでおいたものがきちんとサーブされたので、ちょうど良い量でした。そうこうしているうちに北京国際空港に到着。このまま日本まで飛んでほしかった、そんなフライトでした。
北京に着いてまず、ソウル行きのフライトのチェックインをしました。ネットでやろうとしたら「現地で行ってください」と言われて(いきなり欠航するんじゃないか等)若干焦っていましたが、そんなこともなく、淡々とチェックイン。乗り継ぎでもパスポートにスタンプを押されるあたり、ヨーロッパから中国に来たんだなと思わずにはいられません。北京の乗り継ぎもそこそこ時間がかかるので、乗り継ぎ時間に余裕を見ておいた方がいいと思います。いつぞやの爆破事件から警備もがっちり目だったので。
無事に制限エリア内に入り、一通りお店を見終わった後、この旅最後のビジネスラウンジになるエアチャイナ(中国国際航空)のビジネスラウンジに入りました。飲み物だけでなく、昼食時になると麺類や飲茶、チャーハンなどが食べられます。せっかくなので牛肉面、小龍包などをいただきました。味は普通ですがタダならいいと思います。
ちなみにラウンジ内には専用のフリーwifiはありませんでした。空港のフリーwifiを使うことになるんですが、中国本土の電話番号がないと登録できない仕組みで、外国人旅行者は無理やん!となるんですが、空港には登録を可能にするためにパスポートをスキャンするID発行機があります。パスポートをスキャンするだけで怖いですね(笑)そういう方はインフォメーションセンターに行けば紙をくれるはずです。
ラウンジで無防備にも居眠りをした後、ソウルまで飛びます。
CA125便 北京13:45発インチョン行き(16:50着) A321 ビジネスクラス
この便は荷物が届いていないという理由で45分くらい離陸が遅れました。でも、外を見ると空港係員がふざけて遊んでいるので(荷造り用のロープで縛りあいしてたw)、本当かどうかはかなり怪しいですね。さすが中国。そして噂のPM2.5はかなりやばかったです。タラップから乗ろうとしただけで空気の悪さを実感できました。
シートは2-2で、ヨーロッパの短距離国際線より快適です。ただしシートはボロイので注意です。ご飯も出るので食べましたが、白米が美味しくなさ過ぎて泣きそうでした・・・そして案の定CAには中国語オンリーで話しかけられたので英語で答えました(笑)丁寧に接客しようとする姿勢があったので、思ったよりその点は良かったです。
結局インチョンには30分遅れで到着。そこからの乗り換えがハラハラでした。インチョンの乗り継ぎレーンの貧弱さがモロに出た形で、乗り継ぐのに1時間以上かかる始末。完全にレーンの処理能力<乗り継ぎ客で、ここまでひどいのはヒューストンでの差別的入国レーン捌き、ヒースローのトロトロ入国審査に近いものがあります。インチョンから北米方面に行く家族連れなどは騒いだり呆れたりと言った始末。自分も結構ぎりぎりまでかかりました。
時間もないのでゆっくりできず、韓国のり等を数点買ってすぐに搭乗しました。
OZ108便 インチョン18:50発成田行き(21:00着) A330-300 エコノミークラス
乗り継ぎ3回を経てようやく日本便に乗れた安心感で、乗った瞬間に寝てました。晩御飯もあんまり美味しくなかったので、半分くらい食べて終了。成田便はフライト時間が短いのに個人用モニタがあるので暇つぶしにはいいですね(このフライトでは使わなかったけど)。
そして、21:15に飛行機から降り、日本に帰国。すべて機内持ち込み荷物なのでダッシュで税関を通過、21:29発の京成特急に乗り込み帰宅。ビジネスクラスが大半だったものの、さすがに疲れ果てました。
スペインもポルトガルも、もう一度行ってみたい国でした。ただ、ヨーロッパは1年に2回行ったのでしばらくいいかな、とも思います。こんなに多くビジネスクラスの乗る機会ももうないだろうし、貴重な経験かなとも。
南欧編おわり。
南欧旅行記その5~バルセロナ観光編~
〈1月3日〉
前日にミラーレス一眼が壊れるアクシデントに見舞われ、写真がiPod Touchやスマホになったため、写真のクオリティが格段に落ちますがご容赦ください・・・
この日はバルセロナ1日観光です。朝ごはんは飛び込みでホテルのビュッフェをいただくことに。14ユーロ位取られましたが、好きなものがたくさん食べられたので満足しました。写真はホテルの部屋からの眺め。
1日しか観光できる時間がないので、いかに効率よく回るかが勝負でした。主な移動手段は地下鉄で、公共交通機関に10回乗れるチケットを券売機で買いました。ですが、自分は8回しか乗れなくなってしまいました。何故かというと
・切符を入れるのは電車に乗る時だけ。降りるときはそのまま降りれる
・10回乗れる=10回改札に切符を入れられる
・バルセロナの地下鉄は切符を入れたら改札機の右側の通路を通る
・日本は改札機に切符を入れる(スイカでタッチする)と、左側の通路を通る
改札が開く通路が最初分からず混乱したため、2回分損してしまいました。一応改札機には矢印(→)が付いていますが、気づきにくいです。なので損しても大丈夫なように1日切符を買った方がいいかもしれません・・・
そんなこんなでようやく地下鉄に乗り、最初に行ったのはカタルーニャ音楽堂。世界遺産に登録されています。午前中なら空いているという情報だったので、朝10時の最初の英語ツアーに駆け込みで申し込みました。ツアーは50分くらいで、カタルーニャ音楽堂について流暢な英語を話すガイドさんが案内してくれます。この音楽堂、クラシックだけかと思いきやロックなど様々な音楽イベントに利用されるらしいです。
天井のステンドグラスは細やかで形やデザインも特徴的です。
カタルーニャ音楽堂を後にし、徒歩で王の広場やカテドラルへ向かう。ヨーロッパに来ては様々なカテドラルを見てきたが、どれも違うし特徴があって面白い。
カタルーニャ地方の建築様式とゴシック様式が融合したものとのことです(ツアーガイドの話を盗み聞きしましたw)。
カテドラルからランブラス通りに出て、海辺まで歩きました。交差点にはコロンブスの塔があります。右手で新大陸(アメリカ)の方向を指しています。
ランブラス通りはバルセロナの目抜き通りです。市場や飲食店などで賑わっています。
バルセロナの街並みを高いところから見ようと思い、モンジュイックの丘に登るため、パラ・レル(Paral lel)駅からケーブルカーに乗って丘の中腹まで移動。そこからさらにゴンドラに乗るはずだったのですが、テクニカルトラブルで運休・・・バスで行ってくれと掲示されていましたが、いつ来るか読めなかったので、中腹から町を見下ろすことにしました。今回の旅行で唯一晴れた日だったので、街がきれいに見えました。
ただ中腹に来て写真を撮って帰るのもあれなので、ケーブルカーの駅から割と近いミロ美術館に来ました。ここはジョアン・ミロの個人美術館で、後で調べたら個人美術館としては世界最大規模だそうです。独創的な作品が多数あり、見入ってしまいました。それほど混雑もしていないので、ゆっくり休憩も出来ました。
お昼はグラシア(Gracia)通りにあるタパタパ(Tapa Tapa)という、観光客が入りやすそうなタパス屋さんでいただきました。日本語を含む各国語のメニューがあるので頼みやすいですね。まずはイベリコ豚生ハムとカニのピンチョスをいただきます。なかなか美味しいです。
続いてイカさん。マドリッドで食べた時にかなり美味しかったですが、今回も柔らかくて美味。他にはトマトとオリーブオイルをかけたパンや、パエリアをいただきました。お店は英語も通じるので安心です。
昼食後はいよいよガウディの建築巡りです。サグラダ・ファミリアやカサ・ミラ、カサ・バトリョなど代表的なスポットはインターネットで事前予約が出来るので、すませておくのがおススメですね。サグラダ・ファミリアは特に行列が出来ていますが、ネットで買えば並ばずに入れるので、並ぶのがアホらしく思えます。ちなみにネット予約すると「このチケットを印刷してお持ちください」的なことを言われますが、スマホなりにPDFで入れたり、画面メモで保存しておけば大丈夫でした。
さて、最初に向かったのはバルセロナと聞いて誰もが思い浮かぶ、サグラダ・ファミリア。もちろん世界遺産です。今まで写真でしか見たことのなかったわけですが、実物を見ると気分が高まります。
外観だけでもテンションが上がったのに、内部は更に魅力的でした。言葉では言い表せませんが、心をひきつけるものがたくさんあります。
サグラダ・ファミリアにはエレベーターで昇れる塔が2つあり、これもネットで合わせて予約が出来ます。登るとこれまたバルセロナの街を一望できます。ちなみに昇りはエレベーターですが、帰りは細い通路と螺旋階段を頑張って下りてくることになります。
サグラダ・ファミリアの完成が2026年というニュースが去年ありましたが、模試完成したらまた行ってみたいです。地下には建築の歴史などを展示するコーナーもあり、お土産屋さんも面白かったです。
続いてはカサ・ミラです。また世界遺産。徹底的に曲線を使用することで他にない独創性があります。町のど真ん中にこういう建築物があること自体、本当にすごいことだと思います。
見学はエレベーターで屋上に行って、上から下に降りてくるスタイルです。屋上にあるオブジェも見たことないフォルムで、興味をそそります。
お次はカサ・バトリョ。世界遺産です。ガウディによる増改築が行われた住宅。オーディオセットが見学料に含まれています。壁は波を表現したものとか。
ガウディの建築物にはグエル邸等もありますが、個人的にはこのカサ・バトリョが一番良かったです。青のグラデーションが美しい。
屋上にもオブジェがあり、ガウディの感性に触れることが出来ます。見学ルートの最後にお土産屋さんがあるので、カサ・バトリョで使用されている柄のノートを買いました。お値段5ユーロなり。
晩御飯はホテル近くにある評判のよさそうなレストランで40ユーロ位のコースでも食べようかと思ったが、正月休みだということが行って初めて分かった・・・ので、グラシア通りにあるビュッフェで大量飲食をして、ホテルへ帰りました。ちょっと残念ですが、正月なのでしょうがない。
時間があればグエル公園などにも行きたかったですが、ここでタイムアップでした。バルセロナは1日だけでは到底観光しきれないほど魅力ある街でした。持ち物も最小限にしたためスリに会うこともなく、無事に観光出来ました。あと、年末年始だからか、日本人がそこら中にいました(笑)また来たいと思う街です。
帰国編へ続く
南欧旅行記その4~トレドとプラド美術館、バルセロナへ~
〈1月1日〉
初めて海外で新年を迎えたわけですが、スペインの元旦はこれといってやることがありません。ホテルに籠ることも考えましたが、せっかく来ているので、日帰りでトレドに行こうと思い、部屋で朝ごはんを食べてすぐに出立。ちなみに元旦の朝はお店もほとんど開いていないので(チュロス屋さん以外?)、節約派の方は前日の夜に調達していくのがいいかと思われます。自分はパンとイベリコ豚生ハムとミックスジュースを買っておきました。
今回行ったトレドは西ゴート王国の首都でさまざまな宗教が混ざっている場所で、旧市街は世界遺産です。トレドへ行くには電車が便利で、アトーチャ駅から国鉄AVANTに乗って30分ちょっとで着きます。全車指定席ですが当日でも空席はあったので、焦る必要はないと思います。が、結構な乗車率でした。乗客はほとんど観光客で、みんな考えることは同じなのかなと。電車の車内はこんな感じ。1-2のシートの空きがあったので迷わず1席を確保しました。普通は2-2の配列です。
それなりのスピードを出して走り、30分ほどでトレドに到着します。乗り心地はまずまずでしょうか。ちょっと揺れますが。
トレド駅からは観光バス、トレドの中央まで行く3ユーロのバスが電車の時間に合わせて出発します。中心まで駅から歩いて20分強ですが、行きは3ユーロのバスに乗ることに。というのも、中心までかなりの登り坂を登らないといけないのです。バスに乗るとトレドの地図をくれましたので、駅を出る前に買える有料の地図は必要ないかもしれません。
バスの終点から観光がスタート。元旦なのでお店はそれほど開いていませんが、街並みが美しいという噂を聞いてやってきたので、とりあえず散策開始。街自体は広くないので、3時間もあれば十分に歩けます。
街の中心にはカテドラル(トレド大聖堂)があり、ミサをやっていました。
外から見ても結構な大きさ。街の中でかなり目立ちます。
メインロードから1本外れるとこんな感じの細い道に出ます。ひっそりとしていますが趣がありますね。たまーに日本語の看板なんかあったりしますが、それほど日本人が多いということなのでしょう。確かにこの日もたくさんいらっしゃいました。
西側にあるサン・ファン・デ・ロス・レイエス教会。
街の入り口にあるビサグラ門。
エル・グレコがここトレドに住んでいたということもあり、トレドにはグレコさんの作品がたくさんあります。まぁ元旦なせいでほとんど見ることはできませんでしたが・・・他にはシナゴーグというユダヤ教の会堂もあり、イスラム教のモスクを改装した教会があるなど、見るだけで結構楽しめます。一通り歩き終わった後は、時間があったので街の外周を散策。行きにバスで来た道を歩いて戻りましたが、歩いたほうがいい景色が見れました。写真中央に見える大きな建物はアルカサルです。
飲食店やお土産屋さんは街にしかなく、駅には小さなカフェしかないので、駅で時間つぶしをするのはあまりおススメできません。あと、電車もそれほど本数がないので、先に切符を買っておくか、余裕をもって駅に到着するように行動したほうがいいと思います。
結局この日は歩きまくって疲れたので17:25トレド発のAVANTに乗ってマドリッドに帰り、そのまま市内のビュッフェで晩御飯を食べて、この日は就寝。天気がいまいちだったせいか、トレドの街に対してあまり大きな感動はありませんでしたが、治安もよさそうで、色々な文化を感じ取れるのは楽しいと思いました。
〈1月2日〉
この日は雨。でもそれほど寒くはありません。市内を傘さしながら観光するのは気が引けたため、大みそかに行けなかったプラド美術館に行くことにしました。ホテルをチェックアウトして、アトーチャ駅のLeft Baggage(熱帯植物園の奥にあります)に荷物を預け、身軽な状態で美術館に向かったところ、
なんと大行列!!
確実に進んでいく列でしたが、1時間以上待ってようやく入場。入ったころには若干疲れていましたが、せっかく来たからには時間の許す限り見て回ろうと思い、日本語の案内マップを手に取っていざ観光。
プラド美術館は15世紀以降のスペイン王室のコレクションを展示する美術館として世界的に有名で、あまり芸術の教養のない自分でも知っている名前が結構あり、ゴヤ、ベラスケス、ルーベンス、レンブラント、ムリーリョ、エル・グレコなどイタリア画家やフランドル派の絵画まで多彩な収蔵作品でした。なお、プラド美術館内は撮影禁止なのでご注意ください。
美術館見学後は、スペインに留学中の大学の先輩と、サン・ミゲル市場付近で昼食。タパスやパエリア、焼きイカ、ワインにタラの揚げ物、ビールをファンタレモンで割った新感覚の飲物(クララというらしい)など、どれもかなり美味しかったです。突然の連絡で、しかも雨の中来ていただいて本当にありがとうございました。そしてごちそうさまでした。
ご飯を食べた後は再びアトーチャ駅に行って、いよいよ最終目的地バルセロナへ移動します。移動はAVEで約3時間です。トレドに行くAVANTも同様ですが、待合室側に入る前には手荷物検査を受けるので、余裕をもつのがベターです。ここでミラーレス一眼の電源が入らなくなるトラブルが発生し、以降はiPodや携帯のカメラでの撮影になり、結構がっかりな感じでしたが、なんとか持ちこたえつつ、マドリッドに向かいました。
AVEの車両はドイツのICE3とほとんど同じで、内装もほとんど同じでした(ガラスみたいなパネルに赤文字で情報を表示するところとか)。違いは、2等車でもイヤホンが配られて車内で音楽が聴けることとかですかね。時速は300キロで走るので速いですが、日本の新幹線と比べるとかなり揺れます。勾配があるとすぐにわかる感じです。でもまぁそれなりに快適に過ごせました。
バルセロナの到着駅はサンツ(Sants)駅で、街の中心部からはやや離れていますが、ここから空港行きの在来線が出ているので、ホテルも駅の近くに取りました。
泊まった宿はExpo Hotel Barcelonaという大きいホテルです。
駅から見えているので迷うことはありません。ちなみに併設されていたスーパーはすでに閉店・撤退しているので、ホテルサイトのレビューはあてになりませんのでご注意を(駅にコンビニはあるので、そこで最低限は買える)。
宿の簡単なレビューをすると、
・部屋は必要十分の広さ
・wifiがかなり高速
・バスタブもある
・金庫が暗証番号式ではなく鍵式、しかも鍵はフロントにて有料
・テレビがブラウン管
・ちょっと壁が薄い
・部屋数がかなり多い
・朝食は飛び込みでも有料で食べられる
・日本人観光客も多い
といったところでしょうか。お値段を考えるとまずまずかなと思います。
この日は晩御飯を駅のマックで済ませ(スペインでの初マック、EAZY ORDERあり)、チェックイン。部屋では翌日の観光に備えてネットで事前予約をしてから就寝しました。バルセロナのガウディ観光スポットは大概ネットで予約しておけば並ばずにスムーズに入れると先輩から教わっていたので、愚直に実行。結構高いですが、それはまた次に書きます。
その5に続く