アンコール遺跡巡りその2~世界遺産と湖と~
<7月27日>
申し込んだサンライズツアーが4:45出発という早さなので、頑張って4時30分に起床。時間になってフロントに降りたら、誰もいません・・・というか、受付のお兄さんはその辺で寝てました(笑)でも、併設レストランのお掃除をしているお兄さんは元気そうでした。
ドライバーは宿の外に来ていたようなので、受付のお兄さんを起こしてもらい、鍵を預けて、いざ出発。夜明け前の街をブッ飛ばします。写真はぶれてますが、それくらい振動が激しいことがわかっていただければと。
アンコール遺跡群に入るには入場券が要ります。1日券で20ドル、3日券で40ドルです。朝5時くらいからチケットは発売しているので当日購入で心配はいりません。
チケットを買った後ドライバーから今日のツアーの説明がありました。
・その後アンコール・ワットを見学し、お腹が空いたならそこで朝ごはん
・食べたら移動して見学再開
・施設内の見学は基本自分一人
ちゃんと地図を出して英語で説明してくれるので助かりますね。そしてこのドライバー、ぼった来る気が全くないのがうれしいです。
ご存知の方もいると思いますが、日本ではよく「アンコール・ワットに行ってきた」と言いますが、アンコール・ワットはアンコール遺跡群の一つであり、他にも見どころは沢山あります。そして、見学した結果ですが、他の遺跡もかなり趣深いです。
夜明け前にアンコール・ワットに到着。チケットをチェックされていざ入場。
サンライズがよく見えるポイントに来ると、既に多くの観光客が!特にアジア系が多いですね。そして一眼レフ所有者が多いこと多いこと。ちなみに売り子さんも子供から大人まで沢山います。
この日は薄曇りだったので綺麗なご来光はありませんでしたが、湖に移るアンコールワットは綺麗でした!
いよいよ遺跡の中に入ります。朝なのに人だらけですね。さすが世界遺産。
ここからは遺跡の写真を列挙していきます。うんちくは省略します。
規模が大きいので、一通り回るだけでも2時間以上はかかります。でも、それだけの価値は十分にあると思いました。
アンコール・ワットを出て、お腹がすいたので、ドライバーに頼んで朝ごはんのお店に連れて行ってもらいました。遺跡の裏に何件かあり、明らかに観光客用でしたが、別に気にせず焼きそば的なものを食べました。味は普通ですね。
ゆっくり休んで、南大門に寄ります。ドライバーは一応ガイドも出来るみたいで、簡単な説明をくれるのがうれしいです。
遺跡内も軽快に飛ばしてくれます。気温は暑いけど、風が涼しいです。
次はアンコール・トムへ。まずはバイヨン(宇宙の中心)から見学。
アンコール遺跡群は結構崩壊が進んでいます。でも、それもまた良いです。
遺跡が出来てからの年月を感じさせる部分がかなりあります。
バプーオン。空中参道が有名です。
ピミアナカス
ちなみにどこでもそうですが、観光ルートに従っていくと、最後にはお土産エリアにたどり着くように出来ています。もちろん向こうは声かけをしてきますが、そこまでしつこくないです。毅然とした態度であれば大丈夫です。小さな子どもも一生懸命売ってくるのでかわいいですが、買うかどうかは別問題、でしょう。
勝利門
トマノンとチャウ・サイ・デボーダ
タ・ケウ。石段の角度が急すぎます。若いうちじゃないと登れないと思います。
タ・プロ―ム。自然の力のすごさを見ることが出来ます。
こちらも崩壊が激しいです。
バンテアイ・クディかな。
時間もちょうどよかったので、お昼ごはんを食べることに。いかにも観光客御用達なレストランでしたが、ちょうどスコールが来てたので雨宿り的な意味でもOKでした。食べたのはクメール料理ですが、カレー味の炒め物と言ったところ。まずまずでした。
お昼ごはん後、ドライバーから午後のプランについて提案がありました。サムスンの大きなスマホで写真を見せてもらいながら。時代は便利になったものですね。
・今日見る遺跡は最低限回った
・このままプラスアルファで遺跡を見るのもいい(料金はプラス)
・せっかくだからトンレサップ湖(超大きな湖)に行くのもどうか(料金はプラス)
・何もなければ宿に帰るよ
明日も遺跡を見る予定だったので、ここは湖に行こうと思い、トンレサップ湖行きに決定。宿を15:30出発の約束をして、シャワー後ひと眠り。15:30に再び迎えに来てもらって、湖へ向けて出発。
トゥクトゥクで40分くらい走ると、ボート乗り場に到着。ここで2つのプランを言われました。
・湖クルーズ(1人)だと25ドル
・サンセット込み(自分とドライバー)で30ドル
船で一人はトラブルになった時に困るので、ドライバーにも来てもらいました。結果的にはこの判断が正しかったと後でわかりました。
船の操縦するのは若いお兄さん。英語が上手です。
移動式の家が並びます
まるで海のよう
ワニを飼育しているところにも寄りました。
途中スコールが来て、上がったら大きな虹が見えました。
漁業で生計を立てる人が9割ほどらしい。子供も上手いです。
ハンモックでのんびりも楽しそう。
結局サンセットは見れずじまいでした。雨季は厳しいですね。
船に乗りながら、お兄さんやドライバーと色々な話をしました。
お兄さんは
・ロシア人の観光客が愛想なさすぎてうざい。オージーはいい。
・タイガービールが好き
・湖での暮らし方
・湖で暮らす人々の国籍
など、いろいろ教えてくれました。が、最終的にはプランに入っていない他の施設へ連れて行く口実にするためだと、ドライバーが教えてくれました。
後でドライバーから聞いたのは、お兄さんが怒っていたと。何故かというと
・日本人はお金持ってるんだから孤児院とかにも行ってお金を落としていけ
要するにケチだと言いたかったみたいです。でも、
・こっちは船1隻借りて2時間で30ドルも払ってるからそれでも十分でしょ
というのがドライバーさんの考えで、こっちに激しく同意でした(笑)別に何かトラブルになったわけではありませんが、ドライバーがベターな身の処し方を教えてくれたので感謝です。ほんとよく出来る人でした。トンレサップ湖はトラブルが多いらしいので、特に一人の場合は気を付けてください。
日没後に船を降り、トゥクトゥクで宿に帰り、明日も遺跡巡りをする約束をしてこの日は25ドル支払って終了。
夕食はパブストリートのレストランで適当に注文したものを食べる。昼ごはんと似てるのは気のせいです(笑)せっかくなのでアンコールビールを飲みましたが、あっさり飲みやすいビールでした。
食後はパブストリート周辺を散策して、スーパーに寄ってから宿に帰りました。このエリアはずいぶん観光地的ですが、それ以外のところはまだまだ途上国らしさが残るのがシェムリアップですね。
充実した1日でした。