南欧旅行記その3~マドリッド年越し~
〈12月31日〉
リスボンを離れ、いざスペインの首都マドリッドへ。ということで、5時過ぎに起床し、フライト情報を確認してチェックアウト。宿のおじさんに空港まで地下鉄とタクシーどっちがいいか聞いたところ、雨だしタクシーで行けば、とのことで、宿の前に待っているタクシーに乗り込む。雨でも陽気な運転士は快調に飛ばしてくれて、15分足らずで空港に到着。お値段6ユーロ弱とお得。
空港に着くと、早朝にもかかわらず結構な人。ポルトガルだけあってTAP Portugalがかなりのスペースを持ってました。
モバイル搭乗券を用意していたのでそれでゲートを抜け、いざTAPのラウンジへ。
ラウンジ内は2階構造になっていて、1階には食べ物や飲み物が置いてあり、2階はくつろぎスペースになってます。結構おしゃれなラウンジだなぁと思いました。
ラウンジで朝ごはんを食べようと思っていたので、色々ある中からタルトをチョイス。普通に美味しかったです。他にはサンドやハムなどもあったので、食べ物が比較的充実している方だと思いました。
今回のフライトは
TP1012便 リスボン9:15発マドリッド行き(11:35着) Fokker100 ビジネスクラス
Fokker100は1980年代後半に売れた飛行機で、席はABとCDEに分かれていて新幹線みたい。今回初搭乗でした。ビジネスと言えど席はエコノミーと変わらず、朝ごはんがついてくる程度でした。ビジネスクラスは自分含め2名しかおらず、静かに過ごせました。写真は機内の朝ごはん。これにあとパンが付いてきます。
マドリッド空港に到着し、空港からはメトロで市内に出ます。エスカレーターを降りる前に営業所みたいなのがあって、パスが買えますよー的な宣伝をしていますが、エスカレーターを降りた後でも地下鉄のパスなら買えます。今回は3日間のフリーパスを券売機で購入しました。空港からの地下鉄はかなりきれいで、パリとは大違いです。
地下鉄を乗り継ぎ、宿のあるソル(Sol)駅に到着。この駅はボーダフォンが駅名や路線名と契約を結んだため、Sol Vodafoneになった駅です。そこから2分ほど歩くと、今回のお宿Hotel Liabenyがあります。年越しですが2泊で25000円ちょっとだったので思い切って予約しました。さすがに1泊10000円以上の宿なので、部屋も清潔で広いです。唯一気にかかったのがネット回線の貧弱さ。wifiが弱く?てサイトが中々表示されませんでした。有線のケーブルもありましたが、こっちを使うと有料らしいです。
ホテルは市内の中心部にあるので、何をするにも便利です。大みそかということもあり、通りは大勢の人通りがありました。中でもデパートはお客さんでごった返していました。
駅の出口を出るとそこがソル広場。人だらけです。スリに要注意って感じがまさにします。年越しのカウントダウンはここでやります。
ソル駅から地下鉄に乗ってアトーチャレンフェ(Atocha Renfe)駅へ行き、1月2日に乗るAVEの切符を買いに行きました。レンフェがスペイン国鉄の意味です。地球の歩き方を読むと「窓口は長蛇の列が出来るので余裕を持って・・・」と書かれていましたが、そこらじゅうに自動券売機があるので、クレジットがあれば自分で勝手に買えます。マドリッド~バルセロナまで約3時間で15000円くらいでした。新幹線の東京~新大阪とほぼ同じですね。駅には植物園みたいな場所があり、レストランもこの付近にあります。
スペインの鉄道も発車間際まで番線が分からないので、よく確認することが必要です。だいたい20~30分前に放送とともに案内されます。お腹もすいたので駅のレストランでピザを食べました。結構おいしかったです。
アトーチャ駅から歩いてプラド美術館まで来ましたが、この日は14:00で終了とのこと。この時すでに15:00すぎ。残念でしたが、場所の確認ということで更に周辺を歩きます。
ここがチケット売り場と入口。まさか2日後激込みになるとは思わなかった・・・
プラド美術館から東に進むと、レディーロ公園に到着。ナポレオン戦争で破壊されるまでフェリペ4世の宮殿と庭園があった場所らしく、広々としています。
やや寒かったですが、いいお散歩が出来ました。
どこを切り取っても絵になるのがいいです。
独立広場のアルカラ門。ここも年越しカウントダウンの会場になるみたいで、舞台の準備が進められていました。
再びソル広場に戻り、更に西に行くとマヨール広場があります。カラフルなかつらを付けている人がちらほらいますが、ここで売っているみたいですね。
マヨール広場を抜けると、サン・ミゲル市場があります。スペインのグルメ市場と言ったところでしょうか。
常に混雑していて、スリに気をつけなければいけませんが、雰囲気はかなりいい感じです。
その後はホテル近くのデパート(エル・コルテ・イングレス)でお買い物をして、ホテルで仮眠。
・・・しかし、仮眠のはずが起きたら22:00という失態。お腹もすいたので外にでて、適当にサンドと焼きそばみたいなのを食べ、その流れでソル広場のカウントダウンに参加。この時は広場の中心に入るのに警官のボディチェックがあります。中に入ると人、人、人。身動きがとれません。
みんな頭に思い思いのかぶり物をして、新年を待ちます。途中ホテルのバルコニーから芸能人らしき人たちがパフォーマンスで現れたり、鐘が鳴るごとに「うぉぉぉー!!!」という歓声が上がっていました。とりあえずテンションがかなり高いのは間違いありません。
年が明けると、自治政府庁の鐘が鳴り響き、雰囲気は最高潮です!若干無法地帯化するので、足元には要注意です。割れた瓶とか色んな物が散乱していました。現地の人はこれから夜通しパーティらしいですが、人込みをかき分けて何とかホテルに帰還しました。
ホテルに帰り、スペインの年越しで必要なものらしいブドウを食べ、安いシャンパンを1本あけてそのまま寝ました。